こんにちは、せらです。

今回は、妊孕性温存とは何か、不妊治療としてどんなことをするのかなどを解説します。


◆妊孕性温存とは
 がんが見つかり、がんを治療するにあたり、抗がん剤や放射線などの治療の影響で卵巣機能が低下する可能性があります。
 卵巣機能が低下すると、がんを治療できたとしても、妊娠が困難になり不妊となる場合があります。
 なのでがんの治療をする前に、卵子凍結などを行い、妊娠できる可能性を残すことです。



◆妊孕性温存治療とは
 妊孕性温存治療として、やり方がいくつかあります。
 やることは、不妊治療と大体同じですが、生殖医療がメインになります。
  • 卵子凍結(がんの治療前に自分の卵子を取り、凍結保存をします。)
  • 受精卵凍結(がんの治療前に卵子を取り、精子と受精させてから、凍結保存をします。)
  • 卵巣組織凍結(がんの治療前に手術で卵巣をとり、凍結保存をします。)
この中の治療を行い、がん患者の妊孕性温存します。


<卵子凍結(受精卵凍結)の流れ>
  1. 妊孕性温存をしている産婦人科、又は生殖医療科を受診
  2. 血液検査
  3. 採卵計画をする
  4. 卵子を育てる
  5. 採卵する
  6. 凍結する(受精卵の場合は、受精後の凍結)
大体1〜2週間くらいでこの流れを1周します。
卵子の育て方や受精卵へのやり方などは医師と相談して決定します。


妊孕性温存と言っても、大体は不妊治療の領域のことになります。
自分が不妊であるかどうか、試すこともなく、わかることもないまま不妊治療と同じ治療をしていきます。
近い未来に不妊になるから、そのために不妊治療をする。
なんともいえない、もどかしい気持ちと向き合いながら通院していました。
でも、『将来子供を希望している』その気持ちは、その場にいる方と同じ願いだと思い、その可能性を残すために頑張るんだと自分に言いきかせていました。



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現在は乳がん4年生で、タモ服用中です。
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